Shadow~In Perfect Unison~(3)
好きにしていろ。 どうやらそういう事か。 セイランは彼の目の前で、 「よく来て下さった。」 だとか、 「あなたのように高名な芸術家に来ていただけて・・。」 とか、綺麗な言葉を並べてゆく、女王補佐官殿のよく動く唇を眺めてい… Shadow~In Perfect Unison~(3) の続きを読む
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好きにしていろ。 どうやらそういう事か。 セイランは彼の目の前で、 「よく来て下さった。」 だとか、 「あなたのように高名な芸術家に来ていただけて・・。」 とか、綺麗な言葉を並べてゆく、女王補佐官殿のよく動く唇を眺めてい… Shadow~In Perfect Unison~(3) の続きを読む
シルクのジョーゼット。 白く透ける薄ものの向こうに、くっきりとくびれて張りのある裸身がうかがえる。 まるで生活感のない長い指がゆったりと口元に運ぶのは銀の煙管。 紅をささない起き抜けの唇が、薄紫の煙を細く吐き出した。 「… Shadow~In Perfect Unison~(2) の続きを読む
夏が過ぎたばかりだというのに、ひどく寒かったのを憶えている。 恐ろしいばかりに透き通った湖水のほとりに、その城はあった。 どこまでも透かし見ることができそうなその湖には底がない。 弱く頼りない北の日差しが湖面に降り注ぐ。… Shadow ~In Perfect Unison~(1) の続きを読む
昔、あまり楽しくはない思い出しかないはずの子供時代に。 たった一つだけ、鮮やかにはっきりと蘇る記憶がある。 色とりどりの風船と、不格好でいびつなケーキ。 「誕生日おめでとう。」 照れくさげにそう言った、師匠の顔。 幼いセ… Dimanche special ~特別な日の曜日~ の続きを読む