萱葺きの城(17)

どうしてこんなに腹が立つのだろう。 聖殿を後にしたロザリアは、そのまま自分の部屋へ帰る気がしなかった。 気分が波立っている。 こんな時彼女の気分を静めてくれたシュプリーム号は、もういない。 苛立つ気分のまま、彼女の足は自… 萱葺きの城(17) の続きを読む

萱葺きの城(13)

白い回廊に降り注ぐ月の光。 青白い顔のオリヴィエが立ち尽くす。 「いいの?」 からかうような挑発的な金の瞳。 こんなことは今までにも何度かあったことである。 心に闇を持つ何人かの女性が、ひとときオリヴィエのかりそめの恋の… 萱葺きの城(13) の続きを読む