Forever&Ever(11)
日が暮れて、夜が来て。 それはいつもと同じ夜でいて、同時にそうではない夜だった。 臨時の休日など、滅多にないことだった。 突然やってきた非日常を、女王と補佐官はそれぞれに楽しんだわけだが、そのせいか遊びつかれた子どものよ… Forever&Ever(11) の続きを読む
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日が暮れて、夜が来て。 それはいつもと同じ夜でいて、同時にそうではない夜だった。 臨時の休日など、滅多にないことだった。 突然やってきた非日常を、女王と補佐官はそれぞれに楽しんだわけだが、そのせいか遊びつかれた子どものよ… Forever&Ever(11) の続きを読む
なぜ? ロザリアはもう1度自分に問いかける。 なぜ? なぜわたくしが、こんなに気まずい思いをしなければならないの? 涌き水のさらに先、小さな森の小道を速足で歩きながら、ロザリアは理不尽な不快感をもてあましている。 木々の… Forever&Ever(10) の続きを読む
アルカディアの大地は、素直だった。 初めのうち異世界のものである力を警戒していたのか、守護聖たちのサクリアはなかなか大地に染みわたらなかった. だが、今ではすっかり変わっている。 送られた力に悪意がない事を感じたようだ。… Forever&Ever(9) の続きを読む
しなやかな指が、華奢なカップをゆっくりと口元に運ぶ。 「ああ、本当に良い香りですね。」 まるでただの仲良しが、穏やかな午後を一緒に過ごしているような調子だった。 自分の知らせたいくつかの出来事が、オリヴィエを不快にしてい… Forever&Ever(8) の続きを読む
聖地の一部にとても高い山がある。 そのふもとでしか採れぬ希少な葉を使った紅茶は、深い深いルビーの色で、マスカットのような香気がオリヴィエのお気に入りであった。 白地にツタの絡んだ意匠のカップも、それを淹れるためにだけ、聖… Forever&Ever(7) の続きを読む
見る。 その意味するところがなんなのか、すぐに理解した。 けれど同時に、理解してはいけないことでもある。 知れば、答えを求められる。 そしてそれは、ロザリアにとってあまり望ましい事ではなかったから。 知らぬ… Forever&Ever(6) の続きを読む
「はかばかしくはありませんね。 どうも・・・・思ったより難しいようです。」 眉間に寄せた皺を隠すように、フレームレスのめがねを人差し指でくいと上げる。 王立研究院始って以来の秀才エルンストは、滅多に無いほど憂鬱そうな表情… Foreve&Ever(5) の続きを読む
翌早朝、仮の聖殿前。 ひっそりと人目を忍ぶようにして、オリヴィエはロザリアの元を去る。 「またね。 しばらくきついだろうけど、心配いらない。 私が傍についているんだ。 きりきりするんじゃないよ? 良いね?」… Forever&Ever(4) の続きを読む
聖地に異変あり。 それは、この世界の基盤を揺るがすほどの知らせである。 それがゆえに、その知らせは極秘裏に走る。 人選は慎重に行われ、結局前回の異変時と同じメンバーに伝えることで落ち着いた。 聖地に召喚された彼らは、しっ… Forever&Ever(3) の続きを読む
2度目の出会いは、すぐにやってきた。 即位を前に聖地の異変が告げられて、僕は迷わず父に願い出た。 「聖地に異変です。 僕がお役に立てるのなら、行ってお手伝いをしたいと思います。」 病床にある父は、黙って僕を見つめていた。… Forever&Ever(2) の続きを読む