Shadow~In Perfect Unison~(4)
「セイランさま。」 控えめな声が彼を現実に引き戻した。 午後も三時を過ぎれば、そろそろ緊張感はなくなるものだ。 別の次元の女王候補の育成をする教官職。 その仕事が始まって、早一月が過ぎていた。 毎日のように通ってくる栗色… Shadow~In Perfect Unison~(4) の続きを読む
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「セイランさま。」 控えめな声が彼を現実に引き戻した。 午後も三時を過ぎれば、そろそろ緊張感はなくなるものだ。 別の次元の女王候補の育成をする教官職。 その仕事が始まって、早一月が過ぎていた。 毎日のように通ってくる栗色… Shadow~In Perfect Unison~(4) の続きを読む
好きにしていろ。 どうやらそういう事か。 セイランは彼の目の前で、 「よく来て下さった。」 だとか、 「あなたのように高名な芸術家に来ていただけて・・。」 とか、綺麗な言葉を並べてゆく、女王補佐官殿のよく動く唇を眺めてい… Shadow~In Perfect Unison~(3) の続きを読む
シルクのジョーゼット。 白く透ける薄ものの向こうに、くっきりとくびれて張りのある裸身がうかがえる。 まるで生活感のない長い指がゆったりと口元に運ぶのは銀の煙管。 紅をささない起き抜けの唇が、薄紫の煙を細く吐き出した。 「… Shadow~In Perfect Unison~(2) の続きを読む
夏が過ぎたばかりだというのに、ひどく寒かったのを憶えている。 恐ろしいばかりに透き通った湖水のほとりに、その城はあった。 どこまでも透かし見ることができそうなその湖には底がない。 弱く頼りない北の日差しが湖面に降り注ぐ。… Shadow ~In Perfect Unison~(1) の続きを読む